仏様に会いに行こう!お寺での参拝作法

  • 2022/10/27
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「神社でお参りする時は、二礼二拍手一礼です!」
と、堂々と言えるものの、
「お寺は?」と聞かれるとなかなか答えられないことって、ありませんか?

宗派によって、お参りの作法はいろいろと違いますが、基本的な参拝作法を知っておくだけで全然楽しめる度合いが違うと思います。

今回は、聞きたいけど、なかなか聞けない、
知っているようで知らない「お寺での参拝作法」です。

仏様に会う前にやっておきたい礼儀と作法!

神社では、鳥居をくぐらせてもらう前に一礼をします。
では、お寺はどうですか?

お寺も同じです。山門の前で一礼してから入らせていただきましょう。

そして、お参りをする前に身を清めます。

境内に手水舎があれば、神社と同じように柄杓を使って手と口をすすぎます。
ただし、最近はウイルスの感染防止対策として、柄杓を置いていないところ、手水舎を使っていないところもあります。
その場合のルールはありませんが、手だけ洗わせていただく、もしくは手水舎の前で感謝を込めて一礼をするという方もいるようです。

お寺では、本堂の前に「常香炉」という大きな香炉がある場合が多いです。
香炉の煙は、邪気を祓うともいわれているので、煙が上がっている時は、その煙で身を清めましょう。

「あん・はな」では、身を清めるのはもちろん、お線香を立てられる場所があれば、お参りの前にお線香に火をつけて立てておくことをオススメしています。
これは、仏様に自分が来たことを知らせる合図のイメージにもなると、「あん・はな」では考えています。

お堂の前でお参りをさせていただく時

お寺に行っても、直接仏様に会うことができないこともあります。
例えば、秘仏であった場合、決められた期間しか御開帳されない場合など事情は様々ですが、お堂の前からでも祈りは通じるものだと思います。

お堂の前からお参りをさせていただく時は、お堂に向かって背筋を伸ばして立ち、一度心を落ち着けましょう。

お賽銭を納め、手を合掌し、仏様に祈願を込めて一礼をします。
「仏様に祈願をするなんて」という人もいますが、「あん・はな」では慈悲深い仏様こそ、お参りに来てくれた人、頑張っている人にお願いされること、さらにその願いが叶って感謝してくれることを喜んでくれていると考えています。

もし、祈願に抵抗があるという人は、「いつも、ありがとうございます」と感謝を込めてから祈願してみるのはどうでしょうか。

特別なことを祈願をしなくても、仏様に合ったお経やご真言を唱えるだけでもいいと思います。その場合、他のお参りの人の邪魔にならないように配慮しましょう。

終わったら、お堂に向かって一礼をして、静かに退きます。
神社のように柏手を打つことはないので、気を付けましょう。

仏様の前でお参りさせていただく時

お堂の前ではなく、堂内に入り、仏様の前で直接お参りさせていただく時の作法です。

なるべく仏様の正面に坐ります(周囲の状況も見ながらご判断ください)。
立ってお参りする場合もあるので、そのお寺のスタイルに合わせてください。

また、お焼香ができるようであれば、お焼香をしてから手を合掌して一礼をしながら祈ります。
仏様への作法は、宗派によって違うので各所で確認していただきたいのですが、お参りの際に自分の数珠を持っているようであれば、数珠を手にかけた形で合掌をしましょう。

祈願をするのは、お堂の前と同じです。
終われば、静かに退きましょう。

数珠を持ち歩く人は少ないかもしれませんが、数珠は縁を「結ぶ」ことも「断ち切る」こともできると、「あん・はな」では考えています。数珠を持ち歩く、もしくは数珠のブレスレットを付けるだけでもいいと思います。上級者は、その日の気分や用途によって数珠を変えることもあります。

せっかく仏様とのご縁を結びにいくのであれば、数珠を持っていくことをオススメします。

お寺で祈る前に、やってほしい一つのこと

ここまでご紹介した作法は、あくまでも基本です。
各宗派によって、また各所によって作法が違うこともあるので、確認してみてください。

また、今回は「あん・はな」的、お寺のお参り作法も加えてみました。

いろいろなことを書きましたが、お寺でお祈りをするときに、できればやってほしいことが一つあります。それは、自分のお祈りをする前に、まずは「世界の平和」への祈りを捧げること。

一人ひとりの祈りが集まって、平和な世の中が実現すれば、末永く仏様とのご縁が続き、豊かな暮らしができるもの。お寺だからこそ、やっていただけたらなと、「あん・はな」は勝手に推奨しております。

いろいろな場所に足を運び、お参りがもっと楽しくなる参拝の作法を試してみてくださいね。

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