愛犬は、神社やお寺に連れていけないのか?
- 2022/10/15
- あんはな文庫
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飼い犬は、家族と一緒。
犬も家族の一員。
そのような考え方をする方が圧倒的に多くなっている、近年のペット事情。
「あん・はな」も、犬をはじめ大事なペットたちは、家族同然という考え方です。
しかし、本人がそう思っていても、社会のマナー・ルールがある中で、全てが人間と同じというわけにはいきません。
最近、神社やお寺に、飼い犬を連れてお参りする人も増えました。
「あん・はな」でも、「愛犬は、神社やお寺に連れていってはいけないのか?」という質問をよくいただきます。
そこで、今回は「あん・はな」が考える、愛犬との神社仏閣めぐりについて、まとめていきたいと思います。
ここでご紹介するのは、正解ではありません。
あくまでも「あん・はな」が考える、愛犬参拝のマナーです。
聖域に犬は入れない?
神社やお寺で、犬を境内に入れてはいけない理由。
もちろん、いろいろな考え方があると思いますが、この2つが大きな理由になるかと思います。
「聖域に、獣である犬を入れられない」
「境内で、犬が粗相する」
まずは、聖域だから入れない問題です。
「あん・はな」は愛犬家目線ですが、
それでも人間は人間、犬は犬だと考えなければいけない場合があることを理解しているつもりです。
そこが聖域で、「犬は獣だから、聖域に入ってはいけない」という神社やお寺があれば、残念ながらそれが正解です。その場合は、愛犬を連れて入らないようにしましょう。
ただし、本当に稀にですが、そのようなお考えの神社やお寺でも確認すれば、
「布に巻いていたらいい」「キャリーバッグに入れていたらいい」と言ってくださるところもあります。また、「ここまでの範囲であればOK」だと、細かく教えてくださる場合があります。
境内でのトイレを阻止!
次に、「境内で、犬が粗相する」が理由の犬のトイレ問題です。
もし仮に、境内で犬がトイレをしてしまった場合は、飼い主が責任を持って清掃し、排泄物も持ち帰りましょう。場所によっては、水をかけておくことも必要かもしれません。
これは、神社・お寺に関係なく、社会で犬を飼うためのルールです。
もちろん、そもそも境内の中でトイレをさせないための工夫をすることが最も大事です。
もし、他人様の家に飼い犬とお邪魔した時、その家でトイレをさせないようにしようとするでしょう。それと同じです。
お参りの前に済ませておくことが一番だと思いますが、マナーパンツをはかせる、小さい犬であればキャリーバッグに入れて歩くなど、それぞれで対策をしましょう。
この対策ができるかどうかは、飼い主がお参りできることに感謝しているかどうかだと思います。
そもそも、境内に犬を連れてきていいと言ってくださるのに、飼い主がマナーを怠るのは、マナー違反ではなくルール違反です。
基本は、境内でトイレをさせない努力をする。これが、最大限のマナーだと思います。
お参りの場合の待機場所
お寺で特に多いのは、「境内はOKだけど、お堂の中の拝観はNG」というルールです。
以前、ある拝観の入口で「どうして犬が入ってはいけないんですか!」と、怒っている方がいました。
男女のカップルで、その言い分は「犬も家族だ」「拝観の間、犬をどこに置いておくんだ!」でした。
残念ながら、そのカップルの怒りは届かず、犬は外で待っておくことになりました。
その場合、あなたならどうしますか?
この場合「あん・はな」では、一緒に行った方と交代で拝観し、順番に外で愛犬の世話をしていただくことをオススメします。
外にリードで繋いでおくことはやめましょう。
犬が吠えてしまう、近づいてきた人を誤って噛んでしまう、盗まれてしまうなど、トラブルの原因になります。
そうなると、「一人の場合は、どうするのか」ですが、この場合、やっぱり一人では厳しいと思います。
実際、「犬も家族だ!」と言っていた男女のカップルは、愛犬を車の中に乗せて、2人で拝観をしていました。小さな子どもを、一人で車に乗せて待たせますか?さっきまで家族だと叫んでいたことが恥ずかしいです。
神社やお寺をお参りする時、境内はOKでも拝観はNGというところがほとんどです。
そのことを認識して、ワンちゃんと楽しめる神社仏閣参拝プランを計画してくださいね。
愛しているからこそ、犬としての過ごし方を尊重!
愛犬は、家族も同然です。
でも、愛している存在だからこそ、人間ではなく、犬であることを受け止めて、しっかり考えなくてはいけません。
犬には、犬としての過ごし方があり、
犬には、犬としての社会のルールがある。
その中で、過ごしやすい環境づくりをしてあげることが、飼い主の大事な役割であると、「あん・はな」は考えています。
「あん・はな」でご紹介している神社やお寺のページは、確認できる範囲ではありますが、犬のお参りについても記載しています。
愛するワンちゃんのためにも、事前に確認をしてお参りをするようにしてくださいね。