ちょっとの意識で参拝上級者を目指す⑤ご祈祷を受けよう!

  • 2022/10/24
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神社やお寺に行くと、特定の場所でお賽銭を上げて、その流れでお参りをさせていただきます。

もちろん、それだけでも十分ですし、素晴らしい行いだと思うのですが、せっかくなら社殿やお堂に上げていただき、ご祈祷を受けていただきたい!

今回は、神社やお寺で受けることができる「ご祈祷」にスポットをあて、参拝上級者を目指すための知識、ルール&マナーについて、ご紹介していきたいと思います。

「ご祈願」と「ご祈祷」の違いとは?

そもそも、「ご祈祷」と「ご祈願」の違い、わかりますか?
明確に違いを知りたくても、いろいろな考え方があるようなのですが…

「あん・はな」では、
ある目的を達成するために神様・仏様に言葉を用いて直接お願いをするため、神職さんや僧侶さんにお願いすることを「ご祈祷」。
ある目的を達成するために神様・仏様に自らの祈りによってお願いをすることを「ご祈願」

と考えています。

今回のテーマである「ご祈祷」をしていただくためには、神社やお寺でそれぞれの手続きを行います。

一般的に、神社では「初穂料」、お寺では「祈願料」と呼ばれるお金を納めます。
金額は、それぞれによって違うので、社務所や受付所で確認しましょう。

そして、記入した申込書を、お金と一緒に渡します。
申込書には、名前・住所・お願いごとを書くのが一般的です。

願い事の決め方

ご祈祷でお願いできる項目は、神社やお寺によって違います。
ご祈祷をしていただく際は、当然自分がお願いしたい項目を選ぶのですが、皆さんはどのように選んでいますか?

一番多いのは、今自分が悩んでいること、目標としていること、達成したいことを考え、それにピッタリのお願い事を選ぶことだと思います。また、その神社やお寺でどんなご利益が有名なのかを知り、そのご祈祷をしてもらうために足を運ぶというケースも多いですね。

お願い事は、人それぞれですが、なかなか選ぶことが難しいです。
ご祈祷は、神職様や僧侶様にお願いして神仏に願い事を伝えていただくことなので、できれば自分の思いや願いは正しく伝えたいですよね。ここで、しっかり願い事が選べるかどうかも、自分が本当に叶えたい願いであるかどうかを確認するための大切なアクションです。

それでもなかなか選べないという人は、下記の3つはどうでしょうか。

心願成就・・・心のうちにある願いが成就することを望む
厄除開運・・・厄年でなくても、悪いことが起こらないよう、悪いことが続いている時にその改善を望む
神恩感謝・・・神様の恩恵に感謝し、その幸せが続くことを望む

特に「神恩感謝」については、「あん・はな」では、これから神様の恩恵を受け取るための覚悟の言葉でもあると考えています。
「神様、ありがとうございます!」と日々の感謝を述べられる人を、神様が応援してくれないわけがありません!

ご祈祷をしていただく際のルール

では、実際に社殿やお堂に上げていただき、ご祈祷を受けます。

ご祈祷を受ける人は、ほとんど座った状態で受けることになります。
正座が厳しいという方は、椅子を用意していただけることもあるので聞いてみてください。

また、社殿やお堂に上がらせていただく時は、服装にも気を付けたいところ。
正装である必要はないかもしれませんが、清潔感のある服装、着ることで自分自身の気持ちが高まる服を選びましょう(服装に関しては、詳しくは決まっておらず、神社やお寺で自由にしているところ、決まりを設けているところもあります)。ただし、社殿やお堂に上げていただくので、靴下は綺麗なものを。裸足はNGです。

そして、これは当たり前のルールですが、ご祈祷中はもちろん、社殿・お堂での無断の撮影はNG
特に、複数の人が集まってご祈祷を受ける場合、ご祈祷の内容は他の方の個人情報でもあります。動画の撮影や録音も、もちろんNG。ご祈祷中の私語は控えましょう。

ここまでは、当たり前のルールやマナーになりますが、ここからは「あん・はな」流です。

ご祈祷中は、神様・仏様に意識を向けるだけでなく、
自分の願いを神仏に伝えてくれている神職様・僧侶様への感謝もしっかり感じてください。
また、ご祈祷中の祝詞やお経には、ちゃんと意味があります。
自分の名前と住所が読み上げられることがほとんどですが、その後にどのような言葉を使っているのかに注目してみてください。その中に、願いを叶えるヒントが隠れているかもしれませんよ。

ご祈祷を、もっと活用してほしい!

今回は、「ご祈祷」に注目してみました。

ご祈祷に関しては、神社やお寺で違い、さらにその宗派、それぞれの神職様・住職様の考え方があるので、これが正解だとは表現しにくい事柄です。

今回、ご紹介したのは、あくまでも「あん・はな」が考えるご祈祷の際のルール&マナー。
さらに、ご祈祷をもっと身近なものにして、どんどん願いを叶えてほしいという願いでもあります。

時々、社殿やお堂の前で場所を長時間占領して、ずっと祈りを捧げている方を見かけます。
「あん・はな」は、特にそういう方は、ご祈祷を活用していただきたいと思います。

毎回ご祈祷をしていただく必要はないと思いますが、勝負したい時、願いを叶えるために頑張りたい時は、自ら「ご祈願」をすることはもちろん、神職様や僧侶様の力を借りて、「ご祈祷」をさせていただくという選択肢があることも覚えておいてくださいね。

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