寒さに負けず!神社仏閣で「冬の花」を愛でよう!
- 2022/11/9
- あんはな文庫
- 寒さに負けず!神社仏閣で「冬の花」を愛でよう! はコメントを受け付けていません
神社やお寺で、様々な花が咲いているのを見かけます。
四季折々の花の見頃を楽しみに行くのも、参拝の楽しみの一つになっています。
そんな中、寒い日もしっかりと咲き、私たちの心を和ませてくれる冬の花は、見ているだけで元気をもらえます。今回は、境内でも楽しみたい冬の花をピックアップしてみました。
美しく、恐ろしい毒も持つ「水仙」
球根から育ち、美しい白と黄色の花を咲かせる「水仙」。
ラッパ型をしている、とても特徴的な花です。
水仙の見頃は、実は幅広く、12月から春にかけて見頃を迎えます。
その中で、寒咲きの日本水仙は12月に見頃となるので、冬の境内で見ることができるかもしれません。
水仙の花言葉は、「自己愛」。
1つの球根が伸び、一輪の花を咲かせる様子から生まれた花言葉なのかもしれません。
また、色によっても花言葉は違うとされ、白の水仙は「尊敬」という意味を持ち、黄色の水仙は「愛に応えてほしい」など、復活愛を表す言葉が使われています。
また、水仙には、こんな一面も。
水仙の葉や球根に、「アルカロイド」という毒があるのです。
アルカロイドは、悪心や下痢、発刊、頭痛、嘔吐などの中毒症状を引き起こすので、注意が必要です。
なんと、毎年のように他の植物と間違えて水仙を誤飲し、このような症状が出る人がいるのだとか。
神社やお寺で花を取ることはないと思いますが、注意しましょう。
もちろん、散歩中のワンちゃんなどが間違って口に入れてしまわないようにも注意です。
甘い香りと咲く姿で心をあたためる「蝋梅」
次にご紹介するのは、「蝋梅」です。
これは、「ろうばい」と読みます。
「梅」の字が入っているので、梅の花と思う人もいるようですが違います。
蝋梅は、黄色くて可愛い花を咲かせ、甘い香りを漂わせる花です。
見頃は、12月~2月です。庭木としても人気の花なので、神社やお寺の境内で見かけることもあるでしょう。
花言葉は、「慈愛」「優しい心」「愛情」。
寒い時期に咲き、見る人の心をあたたかくしてれる花にピッタリの花言葉です。
また、咲き方がうつむいているようにも見えるので「奥ゆかしい」、春になる前に咲くため「先見」という意味を持つという人もいます。
水仙に続き、実は蝋梅も毒を持つ花です。
冬に開花し、春になって付く実に毒が含まれているといわれています。
アルカロイドの一種「カリカンチン」が入っているので、地面に落ちた実を間違えて子どもやペットが口に入れないように気を付けましょう。
謙虚さと完璧の二面性を持つ「椿」
最後は、『古事記』『日本書記』にも出て来る「椿」です。
アメリカやヨーロッパなど、外国でも人気が高いため「西洋椿」もよく出回っています。
椿は、寒い時期に花を咲かせる花。
その色も、赤や白、ピンクなど多彩です。
また、椿は種類が多いことでも有名な花です。
境内で、椿らしき花を見つけた時は、探してみるのも面白いと思います。
椿の見頃は、これもまた幅広いです。
種類によって、11月から咲き12月まで見頃を迎える椿もあれば、春が来る前に咲く椿もあります。
椿の花言葉は、
椿の花言葉は、「控えめな優しさ」・「誇り」です。
また、椿の色によって、花言葉は違います。
「控えめな優しさ」は、特に赤い椿です。
赤やピンクの椿は、「謙虚」という意味も持っています。
また、白の椿は、「完全」。完全で申し分ない美しさを表すのが、白い椿です。
境内で見つけた椿が、まさに今その時の自分を表してくれているかもしれません。
椿に出会ったら、それぞれの種類や花言葉を調べてみましょう!
寒くても花を咲かせる冬の花に、学ぶこと多し!
今回は、冬の花をご紹介しました。
見頃を見ていると、冬の花は長い期間楽しめることがわかります。
また、色によって花言葉の意味が違ったり、中には美しい花を咲かせながら毒も持つ花があって、とても印象的でしたね。
境内で花を見かけた時は、触ったりするのではなく、じっくり眺めてみましょう。
写真を撮影して、どの種類の花なのかを、あとで調べてみるのもいいですね。
季節はもちろん、その時に、そこで咲いている意味はあると思います。
冬の花には、学ぶこと多し!
冬の花が見頃を迎える神社やお寺も多く存在します。
チェックしてみてくださいね!